●感染列島(撮影現場こぼれ話) <その弐>
< 2008/3/25>本番で朝から緊張
ヘリコプターからの空撮影・・・一発O.Kがでた!
予告編で屋根に登って塗布しているのは梅原です。
献花のシーン:監督から呼ばれ、私と父、田源石灰:小川工場長、植村さんの4名でお線香と献花のシーン。風が強く火がつかない。ペットボトルを切り、風除けする。いつも父は母の墓参りの時行っているやり方であった。
監督から「防護服マスクをとって顔を出してもいいのでは」との相談があったが「この場面ではまだ鳥インフルエンザが終息したわけではないので、防御服を着たままで」と回答した。カット5回・・「合掌」と声をだしてもみたが、無言で各自合掌となった。
外部の撮影終了。
内部は石灰塗布前のシーン撮影後夕方から、室内鶏舎ゲージの塗布は作業上最後となった。
妻夫木聡さん、檀れいさん、藤竜也さんが揃う。鶏舎内の石灰の乾き悪い。
<2008/3/26>
撮影の合間、3人の役者さんと1時間程ずつ世間話ができたことが貴重な経験であった。
サインも頂いた。感謝。
藤竜也氏:役柄は北大の獣医の先生とのことであったが、私が石灰の説明をしたのを受け、また、獣医の役創りのためか、ずっと私の傍にいてヒトなつこい印象を受けた。中でも北海道での獣道(けものみち)の設置には感銘を受けていた。「昼飯も一緒にしていただきたい」と有難い言葉をもらい、いっしょに食事をした。良いヒトだ!
妻夫木聡氏:本当に体は小さい。よくあのパワーが出るものとびっくりする。しかし役者というのは勉強熱心だ。ドロマイトの袋に明記してあることを問われる。生石灰との違いなど・・・質問があった。
檀れいさん:テレビで見るより綺麗。常に付き人がヘアー、服装を直している。「武士の一分」での山田洋二監督とのきめ細かな描写の苦労話など普段聞けない裏話を和みながら語って頂いた。
<2008/11/10>試写会
冒頭から養鶏場のシーン。空撮、合掌のシーンがアップで映しだされた。