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塩素系除菌剤の正しい使い方

【塩素系除菌剤の正しい使い方】

ミルカーや哺乳瓶、搾乳タオルの除菌に塩素系除菌剤を使うことが多いと思います。酪農家さんにとって身近な除菌剤の一つですが、実は使うときの濃度が高すぎると除菌効果が弱くなることをご存じだったでしょうか。

 

ご存知とは思いますが、塩素の除菌剤の原液は強アルカリ性です。除菌剤の濃度が高くてpHが強アルカリ性のときは病原菌や汚れに対する除菌効果はほとんどありません。しかも塩素の臭いがきつく、使用したものがボロボロに傷んでしまいます。

 

塩素系除菌剤は水を加えて100~200ppmに希釈し、pHを弱アルカリ性にすることで除菌効果を高くできる性質なのです。ちなみに100ppmに希釈するには水10Lに対して必要な塩素系除菌剤(原液6%濃度の場合)は17ml程度です。

 

少量の除菌剤で効果を発揮致しますので是非実践してみて下さい!

 

それほど塩素系除菌剤の除菌効果はpHの影響が大きいのです。

 

【塩素系除菌剤の正しい使い方】

塩素系除菌剤は水で薄めて弱アルカリ性にすることで除菌効果を発揮します。では酸性の液を混ぜてpHを酸性にするとどうなるでしょうか?答えは有毒な塩素ガスが発生してとても危険な状況になります。トイレやお風呂場の洗剤の中には塩素を含んだアルカリ性の洗剤と強酸性の洗剤があります。これらの洗剤の注意書きに「混ぜるな危険」とありますが、その理由は有害な塩素ガスが発生するからです。

 

ところが、塩素系除菌剤を水で薄めてから酸性の薬剤でpH5~6の弱酸性に調整すると塩素ガスを出さずに100~200ppmに希釈した塩素系除菌剤よりもより強い除菌効果を持たせることができます。安全に塩素系除菌剤を弱酸性に調整して低濃度で高い除菌効果を持った水をつくることができるのが弊社のベッセルジアスイです。